ドリルを売るには穴を売れ

今回はマーケティングに関するお勧め書籍で必ず選ばれているマーケティング初学者向けの書籍を紹介します。

読んでほしい方

  • これからマーケティングについて学ぼうと考えている方
  • 難しいのは苦手だが物語風ならなんとかなりそうという方
  • 営業・販売企画・広告・マーケティングなどに関わっており、「売ること」に関する体系的に理解したい方

この本の特徴

この本は経営コンサルタントもされている筆者(佐藤義典氏)が、常日頃「マーケティングの基礎をわかりやすく説明している、良い本はありませんんか?」との質問を受けることがきっかけになったそうです。筆者はその問いの回答に、「読みやすさではこの本、事例ではこの本、理論的にはこの本」と別々に紹介されていましたがある方からの「一冊選ぶとしたらどれですか?」との質問の答えに詰まってしまいました。そこで筆者が「最低限の理論を、最小限のカタカナで、体系的にわかりやすく」をコンセプトに執筆されたのがこの本となります。

また各章の後半には前半での理論をわかりやすくするためにフランスレストランを舞台にしたストーリー仕立てになっており初学者でも読みやすいかつ内容は筆者がマーケティングセミナーなどでも話すような本格的な内容をもとにしてあります。

この本を自分なりにマインドマップで整理してみました

マインドマップをWEBで見たい方はこちらです↓

https://www.mindmeister.com/1739017202/

画像で見たい方はこちらです↓

特に共感した部分、勉強になった部分

  • 顧客が支払う対価は、モノやサービスそのものへの対価だけではなく”情報収集の手間、店に行く交通費、使い方を覚える時間など 価値を得るための「金額・時間・手順」”も含まれる
  • 差別化軸(①手軽軸 ②商品軸 ③密着軸)は必ず1つに絞ることが必要。器用貧乏よりもどれかに絞る!

最後に

筆者も書かれているように初学者の私でも最後まで読めて体系的に学べる書籍だなと感じました。特に「知っておくべき4つの理論」はわかりやすい言葉で書かれておりかつフレンチレストランのストーリーのおかげで理解もしやすく最後まで読むことができました。またマーケティング専門ではない私でも先に書いた情報収集の手間、店に行く交通費、使い方を覚える時間など 価値を得るための「金額・時間・手順」 の部分はよい気づきをいただいたように幅広い職種の方が読んでもためになる部分は多いのではと感じました。今後はこの本をベースにして書籍や実体験でマーケティング力をつけていければと考えています。